20070930124329.jpg
9月29日、ニュージャックスウィングの始祖、スーパー・プロデューサー、テディー・ライリーのビルボードライブ東京千秋楽公演を見に行きました。

テディー・ライリーは、アーティストとしてはガイ、ブラックストリートのリーダー、プロデューサーとしてはマイケル・ジャクソン、ボビー・ブラウンを筆頭に、数え切れない位のアーティストを手がけていて、日本の安室奈美惠さんや、フル・オブ・ハーモニー(F.O.H)にも楽曲提供しています。今回は、アディダという新ユニットでの来日です。

テディーは白のハット、白のカッター・シャツ、白のパンツで登場。ガイの”ハー”でスタートすると同時に1階はオールスタンディング。観客はどちらかというと今時のBボーイが多いが、ガイ時代からのファンまで幅広い。それから数曲はテディーのワンマン・ショー。ムーンウォークやニュージャックの象徴的ダンスであるランニングマンなど織り交ぜながら、軽快にパフォーマンス。これが、矢鱈にカッコ良い。テディーのソロ・パフォーマンスが見れただけでも価値ありでした。

そして、徐々にアディダの男性3人・女性1人のボーカル・メンバーもフィーチュアしてゆきます。F.O.Hもゲストで登場(とてもうまかったです)。
テディーがキーボードに立つと、ヴォコーダーとボーカルエフェクトを使い分け、ボビー・ブラウンの”マイ・プリロガティブ”やマイケルの”リメンバー・ザ・タイム”も演奏するなど変幻自在。ラストの”テディーズ・ジャム”までノンストップで突っ走ります。

アンコールは、ブラックストリートの”ノー・ディギティ”、それで一旦ステージを下りるが、「一曲歌い忘れた」と言って自分でステージに戻り”グルーヴ・ミー”を歌う、ニクいエンディング。

このスピード感こそがテディーの生き方なのだと思いました。これだけ名声を得てなお臆せず前に突き進む。普通のバイタリティでは、絶対にここまで出来ないでしょう。
見習いたいと思いました