2017年の4月22日、Facebookに投稿した文を再編集したものです。

美しくなくてもいい。
金持ちでなくてもいい。
カッコよくなくていい。
ありのままのあなたを、
ありのままの神様は抱きしめ、
KISSをする。

プリンスの旅立ちを聞いたのは、アースデイ東京2016の前日準備をしている時でした。

呼吸するようにメロディを生み出し、常に自らのスタイルに変革と創造を繰り返してきた音の神、プリンス。

でもそのメッセージは、いつもシンプルでストレートだった。

「世界でたったひとりのオマエを輝かせるんだ!」

プリンスは、
「地球を大切に」なんて言わない。
「みんなで」なんて言わない。

でも、いつも大切なことを思い出させてくれた。

ありがとう、プリンス。
永遠なれ。

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2017年の4月22日、代々木公園で開催された国内最大級の地球フェスティバル「アースデイ東京2017」の「土と平和春の祭典」トーク&ライブに出演しました。

その時のトーク内容です。

「半農半X」という言葉の生みの親、塩見さんと、
「半農半マイケル」としてトークセッションの機会をいただきました。
聞き手は今大変お世話になっている、オーガニック・スタイル・ジャーナリストの吉度ちはるさんです。

りかるち西村さんのブログに、この模様を掲載いただいています。

記事
http://www.blog-headline.jp/agriability/

動画
https://www.youtube.com/watch?v=0vhiYXwaZD0

(ハッタさんから紹介:この方は、千葉に移住して、「半農半マイケル」を始めています。
聞いたことないでしょう(笑)
半農半Xという生き方はここまで広がっているという話をします。)

なぜ半農半マイケルになろうと思ったのかという話をしようと思って、たくさん書いてきたんですけど、あまりに内容が多くなりすぎまして、この時間では伝えきれないですけど、本当に端折ってお話をしたいと思います。

農のパワーというものを必要だと感じたのは、東日本大震災があった時、人間が、自然の脅威に無力であるだけではなくて、人間が作ったものが直せない、地球サミットでセヴァン・スズキさんの言葉でありましたけど、人間が作ったものを自分で直せないような地球にしてしまっている、何が一番持続可能にするためにいいんだろうと考えて、アースデイで集まる人たち、ハッタさんやアースデイマーケットの冨山さん、(今撮影してくださっている)西村さんなどから、その活動に刺激を受けていて、農がいろんな社会の問題を解決するし、人の心や体も人間らしく変えてゆくし、そして生態系を育む。こういう営みというのは、他にはないし、やっぱり素晴らしいなと思っていたんです。

塩見さんの「半農半Xという生き方」を読ませていただいたりして、こんな生き方は素晴らしいなと思っていたんですけど、ちょっと現状からして、僕にはできないなと思っていたんですけど、、

(吉度さん:それは東京に住んでいたからですか?)

そうですね。僕はずっと東京生まれ東京育ちなんですけど、、

(吉度さん:ではどうして出来ないと思ったのですか?)

やっぱり、お仕事であったりとか、こういう活動であったりとか、、

(吉度さん:お仕事は、マイケルさんではなくて、会社勤めとか?)

そこでお仕事は、マイケルではないと言うと、半農半マイケルのモデルが崩れてしまうのですが、、今は成立していないのです。お仕事もしてマイケルもして、農もやっているという状態です。

( 吉度さん: 実際に農的なことを始めてみて変化はありましたか?)

変化というのでしょうか、今思っていることは、半農というより、全農でもいいかなくらいに思っていますが、触れれば触れるほど、これからの世代の人たちに伝えるべきものだと思っています。

(吉度さん:半農半Xの魅力というとどういうところでしょうか?)

人らしく、地球にやさしく、社会をよりよくしてゆく、いろいろな鍵を握っているということで、たとえば、雇用とか、福祉とかとの結びつきによって、たとえばシングルマザーの貧困とか、高齢者の生きがいの問題とか、いろいろな社会の人間的な問題がたくさんあると思うんです。

それで日本は高度成長から、1億総中流になったと、それで、お金でいろいろな幸せを買えていたのですけど、今は(格差社会で)、ちょっと思うと、「貧困」という言葉が出てくるくらい、お金もそんなに豊かでない、それで幸せを得るにはどうしたらいいのか。

そのうえ、平和であるということが、今、揺らいできそうで、ひたひたと(国同士の争いが)足音を近づけてきています。

そんな時に、僕が、マイケルのメッセージを歌とかダンスで伝える以上に、もっとできることは、生き方をもって、よりよい社会にする、ライフアーティストになってゆきたい、そういう思いをこめたい。ということです。

( 吉度さん: ダンスはとっても楽しそうですが、農園に出ている間は、やっぱり楽しいのですか?)

楽しいことだけではないのですが、やはり自然とふれながら、農に携わっているというのは、生きているということがより感じられます。
歌とダンスをやって農をやったら最強だと思うんですよね。

(吉度さん:日本には猿楽とかお祭りの囃子とか農と密接な感じがしますもんね。あぜ道でやるパフォーマンスとかムーンウォークとか考えてます?メッチャ楽しそうだし、それで集まって来る人もいそうだし。)

そういうものも表現の一つにしてゆきたいなと思っています。(写真を見せて)これはマイケルかかしというのですが、これ(たくさんのマイケルかかしの一つ)は僕です。
そんな楽しみもあります。

( 吉度さん: 塩見さんは、これはという半農半Xの実践者はどんなのがありますか?)

(塩見さん:僕は一番いいなと思ったのは、村のお婆さんが、自分のXはなんだろうかと考えたとお手紙をいただいたもので、80だから何もできないけど、「祈る」ということかなと。
「半農半祈り」と名付けたのですが、僕はこれこそ究極のXだと思いました。
僕らの生活の中に祈りが少なくなっているが、マイケルさんにも祈りを感じたので、そういう祈りというキーワードはあるのかなと、改めて思いました。

( 吉度さん: もう最後の締めですけど 、これからの未来ということについて、半農半Xをからめてイメージや、実践したいという人にアドバイスをいただけますか?)

お金に頼らない、そういう生き方。
お金が回り回って戦争を起こしたり、平和な社会を妨げている側面もある。だから、お金を使わなくてもハッピーな生き方をしてゆこうということを一番提唱したいと思うんです。それには農的な生き方をすることだと。

僕の個人的な話ですが、半農半X、収入も半分以下になって、今、妻の佐智子と2人で働きながらやっているのですが、2人の稼ぎなしには生活出来ないくらいの、こんなマイケルの恰好で言うのもなんですけど、そのくらい、なかなか経済的にはシビアなものがあります。
でも、そんな思いをしてまでこのライフスタイルをやってゆくのですから、とことんハッピーな人生にしようと思っていますし、それが世界を変えるのだと思っています。

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