2016年4月Facebookページ「マイケル・ジャクソンの言葉」に寄稿した文を抜粋、少しだけ再編集したものです。

Facebookイベント「アースデイとマイケル」
https://www.facebook.com/events/798333910296736/

2017

”地球の日”アースデイは1970年4月22日、米国で誕生し、ベトナム反戦を背景とした学生・市民運動から全米に広がり、初年だけで延べ2000万人以上の人びとが何らか地球への関心を表現する空前のムーブメントになりました。そして今では世界175カ国、約5億人が参加する世界最大の地球フェスティバルです。
アースデイには、代表も規則もありません。民族・国籍・信条・政党・宗派をこえて、だれもが自由にその人の方法で、地球環境を守る意思表示をする国際連 帯行動です。すべての人が、同じ輪の上で自由に起こせる、世界初でおそらく唯一のアクションがアースデイです。

僕はマイケルが星になった翌年2010年のアースデイ東京に行きました。そこて展開されていたことはマイケルが伝えようとしていたようなことであり、ネバーランドな感じすら漂う場所でもありました。

「この場所にマイケルを感じられる場所を作ろう。」
「地球を愛する来場者のみなさんに本当のマイケルの事を知ってもらおう。」

マイケルが旅立ったのをきっかけに知り合ったファン仲間を中心に、東京で開催されるアースデイに、1小間分のブース費用を出し合って、マイケルの社会貢献の歴史を伝える事から始まりました。

マイケルは、チンパンジーのバブルス、ラマのルーイ、アナコンダのマッスルズをはじめ、多種多様な生物を愛し、家族として生活していました。
大自然を開墾し、いろんな動植物と戯れ、共生できるネバーランドに住み、恵みの木と名付けた木の上で創作活動をすることを好みました。
僕たちも、「マイケル・ジャクソンの言葉」編著の過程の中で、マイケルの地球や自然を敬愛するいろいろな作品や言葉に触れました。
それはあたかも自分自身が地球の一部であるような感性であり、そういった中からアースソングやヒール・ザ・ワールドといった名曲が生まれたのだと思います。
そして人間による地球環境の破壊を憂い、よりよい地球にするために自分から行動してゆこうと唱え続けました。

アースソングのメッセージに、今各地で起こる天変地異や自然の猛威は、人間が地球に行ってきた傍若無人なふるまいに対する仕打ちのようにも思えてきます。
僕たちが初めてのアースデイ出展を目前にした3月11日に東日本大震災が発生しました。
「マイケルは阪神淡路大震災の時に、チャリティ・ソングを作って神戸の人たちを励ましてくれた。」
まさにそういったことを展示して、地球を愛する10万人の人たちに伝えて、共感してもらおうと思っていた矢先でした。
あれから9年が経ちました。
地球環境破壊への不安は今も続き、天変地異は世界中で発生しています。
でも、マイケルは、どんなに世界が不条理であっても、
「まずは自分からはじめよう」
「まずは自分から変えてゆこう」
と、1人の小さな1歩、その精神の大切さを教えてくれました。

なんで「地球の日」にマイケルなの?
という疑問にはじまり、アースデイ東京ではたくさんの方々に、マイケルな空間を親しんでいただいてきました。

誰よりも地球の事を考えていたマイケル。
世界中のアースデイはじめ地球環境を守るアクションで、マイケルの精神が生き続けることを夢見ています。