2021年12月12日少年隊レコードデビュー36周年 「仮面舞踏会」を踊ってみました。
おまけに歌ってみました。

僕は高校生の時、マイケルのスリラーのMVが公開されたのをきっかけに、ダンスに夢中になり、それから「歌って踊る何者かになりたい」という一心でトシちゃん、少年隊、いろんなアイドル、アーティストの振りを片っ端から見よう見まねで覚えて踊ってました。当時、ジャズダンスは流行遅れでダサいものの象徴になってました。そんな時にアイドルが本格的なジャズダンスをカッコよく踊って歌う、少年隊のパフォーマンスのスタイルにすっかり魅了されました。 そして僕がより深くダンスに打ち込むきっかけになりました。

僕がこの日を「レコードデビュー」とあえて言うのは、少年隊はその前からすでに歌手活動を始めていて、大スターだったから。フォーリーブスの歌を歌い始めて実に3年、ビデオ「少年隊」が84年5月21日リリースされてからも1年半も経っていたのだから。

僕もまだ「ビデオデビュー」前、レッツゴーヤングで録画した「急げ!若者」と「三味線ブギ」のダンスをコピーするところから少年隊に触れた。そのけた外れにレベルの高いパフォーマンスと振付にのめりこんだ。高校では昼休みの体育館のエバーマットでバック転やバック宙の練習をし始め、かなり怪しまれた。

「急げ!若者」はウェストサイドとビートイットを合わせたようなミュージカル仕立て、「三味線ブギ」はブレイクダンス、ロックダンスといったいわゆるオールドスクールをいち早く取り入れたものだった。
僕もその当時はヒップホップカルチャーの流行から、「フラッシュダンス」、「ブレイクダンス」、「ワイルドスタイル」、「ビートストリート」などブレイクダンスがフィーチャーされた映画に感化され、オールドスクール系の技の習得に夢中だった。そこから、より幅広くダンスの魅力を知りたいと思い、出来る限りたくさんのダンスシーンを見ているところだった。その中で、映画「ホワイトナイツ」での、ミハエル・バリシニコフを見て、バレエって、こんなに凄くてカッコいいものだったんだ!という発見とともに、映画版「コーラスライン」を見て、そのストーリーの素晴らしさと、ミュージカルやジャズダンスのカッコよさに、心が震えるほど感動した。

「急げ!若者」では、その時多くのアイドルがやっていた竹の子ダンスやディスコダンス、ほとんど両足を地面につけて回るいわゆるマイケルターンではなく、ジャズ式ターン(ピルエット)や映画「コーラスライン」で黒人ミュージカルスターのグレッグバージが見せたアチチュードジャンプターンなどといった、本格的なジャズダンスがベースになっていた。
そして何より、1ステージごとにメキメキと目に見えてダンステクニックを上げてゆく三人に目を見張った。

ビデオデビューの時には、「ビートイット」「スリラー」を振付けたあのマイケルピータースのレッスンを受けているとか振付してもらっているという話題が出て、スゴイと思った。

でも、賞味期限が短く、「踊り子」の歌詞のごとく、浮き草のようなアイドルがレコードデビューまでに、こんなに時間をかけていいものなんだろうか?ということは、素朴に思ったし、正直に言って心配だった。

だから、少年隊のレコードデビューの瞬間は、固唾を飲んで見守ったのを覚えている。
マイケルのスリラーMVを待った時に匹敵するような、期待感と緊張感に包まれた。

そしてついに飛び出したデビュー曲「仮面舞踏会」
そのメロディやパフォーマンスに不思議な世界に引き込まれた。
これは一体何なんだろうか?どの方向に行くのだろうか?
「昭和歌謡とダンスミュージックの両取り」
それは少年隊がオンリーワンの存在だということを示しているような、
マイケル・ジャクソンがR&Bやポップではなく「マイケル・ジャクソン」というジャンルを作ってゆくのに近い感覚があった。
パフォーマンスも、今まで見てきた中では、テクニックは抑えられたものだが、見ごたえがあり引き込まれるものだった。歌振りの部分は西条満先生と聞いて、納得した。ジャズジャズしたものではなく、歌謡曲らしい安定した感じがした。
そして2巡目の出演の時には、あのTVアレンジ用の間奏部分が入り、最後がアクロバットとなり、大幅に今までのパフォーマンスをも凌駕するものになった。グワーっと、急にギアが上がった感じがした。
少年隊のレコードデビューは、今までに感じたことのない世界に連れていかれた。

そんな風に覚えています。

去年大きな節目を迎えた少年隊や少年隊を生み出してくれたみなさま、支え続けてくれたみなさまへの感謝の気持ちを込めて、歌い、踊らせていただきました。

レコードデビュー36周年おめでとうございます!
これからの活躍を楽しみに、応援しています。