この曲を聴いて泣くために・・・

8月4日、ビルボードライブ東京にベイビーフェイス来日初日公演に行きました。本来なら、今はロンドンから帰ってきてまもない頃。

マイケルがいなくなり、飛び上がる程うれしいホイットニーの新曲も淡々と受け止める今日この頃。
結局今日も、ビヨンセとNe-Yoのステージ(サマソニ)行ってないし。

さて・・ベイビーフェイスの公演を見に行くのはこれで3年連続になります。

ベイビーフェイス 来日公演 at ビルボードライブ東京 2008
ベイビーフェイス 来日公演 at ビルボードライブ東京 2007

さすがに今年は・・・と思ったが、直前になって、行く事にした。
97年、「MTVアンプラグド」で、スティーヴィー・ワンダーと一緒に歌ったあの歌を聴くために。

前回は、マイケル・ジャクソンをバンド・マスターとしてと支え続けた世界一のキーボーディスト、グレッグ・フィリンゲインズと、サイド・ギターのマイケル・レポルと3人のセットでしたが、今回はドラム・ベースが加わったフル・バンド(グレッグはいません)。バックバンド全員、ダークスーツに黒のサングラスで登場。

オープニング”For The Cool In You”のイントロを奏でると、
限りなく黒に近い、グレーのスーツにもう少し明るいグレーのカッターシャツに黒のサングラスのベイビーフェイスが、2階席の後方から歌いながら登場。

ステージにたどり着くと心なしか、いつになく激情のシャウト。
Someone like you・・・・・を何度もリフレインして、場内に響きわたります。

この衣装は誰の為?
この感情は・・・いったい誰の為?
ひいき目に見てしまっているでしょうが、自分にはMJへの追悼の為にしか見えません。

Everytime I Close My Eyes“、”Never Keeping Secrets
ここまでは珍しく、一気にスタンディングで歌い上げます。

そしてようやくギターを手にしてスツールに座ると、赤ワインで観客と乾杯して
エリック・クラプトンの”Wonerful Tonight“、ジェイムス・テイラーの”Fire And Rain
を歌います。もはや完全にベイビーフェイス自身の曲になっています。

続いて、珠玉のベイビーフェイス・ワークス・メドレー
ディールの”Two Occasions“は、ベイビーフェイスの持ち歌の中でも一番好きな曲です。
ボビー・ブラウンの”Don’t Be Cruel“、”Every Little Step“、”Rock Witcha“、”Roni
全てアルバム「Don’t Be Cruel」からの曲です。マイケル・ジャクソンの「Dangerous」の共同プロデューサーが、ベイビーフェイスだったらどんなだっただろうか。今でも想像します。
テヴィン・キャンベルの”Can We Talk“は、何回聴いてもイントロから鳥肌です。
ジョニー・ギルの”My My My
Boyz Ⅱ Menの”I’ll Make Love To You“、”End Of The Road
もう、解説不要。改めて、ベイビーフェイスの偉大さを感じるばかりです。

そして、「こんなグレイトなアーティストは2度と現れないでしょう。彼とは同い年で、小さな頃から手に届かない存在だったが、前に披露した曲たちのおかげで、40になる頃やっと一緒に仕事が出来た(97年に”On The Line”、01年に”You Are My Life”を提供)。これからもっと一緒にやりたかったのだけど。でも今は大変誇りに思う。心から追悼します。」と言うと、マイケル・ジャクソンが18歳でエイズでこの世を去った友人・ライアン君に捧げた歌であり、自ら97年、「MTVアンプラグド」で、スティーヴィー・ワンダーとともに歌った曲、

Gone Too Soon

悲しみを新たにして、それを涙で洗い流しました。
この曲の後に続けられるマイケルへのトリビュート・ソングは多分、ないでしょう。

ベイビーフェイスのオリジナル曲に戻り”Grown And Sexy“をプレイすると、
本編ラスト・ソングは”Change The World
ギターのマイケル・レポルが泣き顔で独奏。もはやベイビーフェイスのライブでは、この人のソロを見ずには帰れません。

アンコールは、やっぱりこの曲しかないと思う。
When Can I See You Again

前の2回とはテイストが変わった、とても締った内容の1時間半でした。
曲自体さほど変わらないながらも、編成もマイケルへの追悼を意識したのではと思えました。

「BAD」でクインシー・ジョーンズとの蜜月時代が終わり、マイケル・ジャクソンがパートナーに選んだのはテディー・ライリーでした。

「もっと一緒にやりたかった」フェイスの偽らざる気持ちだと思います。

演奏が終了しライトアップすると、BGMはジャクソン5の”I Want You Back
最後まで、フェイスの素直な気持ちを表した選曲とともに会場を後にしました。

JUGEMテーマ:音楽