今日は久々にサッカーの話です。
ドイツ代表ゴールキーパーのオリバー・カーン(38)が現役を引退しました。
日韓ワールドカップ2002での勇姿はサッカーファンでなくとも鮮明ではないでしょうか。
現役最後の今シーズンはブンデス・リーガ最少失点記録により所属のバイエルン・ミュンヘンの優勝に貢献、まさに有終の美です。
僕も38歳までゴールキーパーをやっていたので、オリーの大・大ファンです!
日韓ワールドカップの時は、4回もドイツの試合を見に行きました。。
オリーのプレーは、ブッフォンやバルデズ、カシジャスなど他のヨーロッパの超一流GKと比べて、瞬発力や反射神経は高くはなく、ペナルティエリアを出るような事もないし、足技もあまり得意ではない、非常にクラシックなスタイルです。
それでも世界No.1GKと多くが認める彼のプレイにはリアリティがありました。
まず第一に「セーフティプレー」。70%安全にキャッチ出来ないとパワー・パンチングで遠くまで吹き飛ばす。そしてもうひとつ「コースカット」。これは分かる人でないと分かりませんが天下一品で、奇跡的セーブの数々の裏には、彼ならではのポジショニングが光っています。
一番印象に残ったプレイは、日韓ワールドカップのカメルーン戦。
相手FWと1対1の場面で、シュートを打たず抜きにかかる動きを最後まで読み切り、オリーの目の前で金縛り状態になって止まってしまった。更にその後わざとニアポストを空けてシュートを誘い、絶望的ピンチを救ったあのシーン。派手なセービングではありませんでしたが、マジックでした。
とにかく・・・たくさんの名場面を、僕はいつまでも忘れる事はないでしょう。
オリー、本当にありがとう!

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