ご報告

先月放映された24時間テレビでフィギュアの羽生選手が訪問し、リンクに招待して演技を披露したのが、僕たちがいつも訪問している楢葉町の仮設住宅でした。
ご覧になられた方も多いと思います。僕も後から教えてもらってびっくりしました。
「花になれ」で舞う羽生選手、その伝えたいメッセージに感動しました。
僕たちが贈った寄せ書きの前で映っている羽生選手の姿もありました。
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9月2日、次回ふれあいステージの告知チラシ配布のため、いわき市の楢葉町仮設住宅に行きました。
「見ましたよ~!」と、24時間テレビの事を話すと、自治会長さまも、夢のようだと、とても喜んでいました。
招待された方にはふれあいステージの常連さんもいらっしゃって。
まだたくさんの仮設住宅が東北中に残る中、スーパースターが選んでここに来てくださったのは何よりも励まされた事でしょう。
昨日9月5日、楢葉町は強制避難解除となりました。
今回の訪問は、その直前ということで、お会いしたみなさんから、どうされるか、いろいろなお話しをお伺いしました。
24時間テレビでも楢葉町の様子が映し出されましたが、震災に見舞われたまま、4年半も放置された我が家は、荒れ放題の上、土台も建て付けも激しく劣化して、そのままでは住めない状態のようです。
行政を通じて改修の予約を入れた世帯がようやく1000を超えたところ(全約2700世帯中1000を超えたというのは、思ったより高率ですが、どちらにも動けるよう申し込みを入れられている方も多いようです)で、その最後の方が3年待ちだそうです。仮設住宅支給の期限があと2年半後です。どうするのでしょうか?
いずれにしても、一斉には帰れないので、点々と人が住む状態からスタートして、コミュニティが再生するまで相当な時間がかかりそうです。
そして、除染で除去された放射性廃棄物はまだうず高く積み上げられた状態とのことです。水道も不安で、とても生活に使えないとの話も。
震災直後、一刻も早く帰りたいと誰もが切望していましたが、そんな状況をみなさんとても冷静に判断していて、今のままではとてもすぐには帰れないと言う方がほとんどでした。
まだ安全とも思えないし、条件もしっかり整っていないまま、住宅保障を手じまいしようという姿勢には到底賛同できません。
ただ、早く故郷に帰りたいという気持ちはかなえてあげたい。
これから楢葉町に帰られる方が、幸せに過ごしてもらえる事を心から願っています。
そんな中で、僕たちでもできる事は、みなさんの心に寄り添うことしかないし、それが一番だと思っています。
ふれあいルーム開催中
 ぼかし集 (1)
楢葉町のシンガーソングライター・佐藤努さんオンステージ
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今回もありがとうございました!
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ご案内

福島県いわき市内の楢葉町仮設住宅集会所
アースデイwithマイケルとして東電福島第一原発20Km圏内にある福島県双葉郡楢葉町から避難された方々が生活している仮設住宅に毎月訪問しています。

 

 

 

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