ジャネット・ジャクソン
ユニバーサル インターナショナル
(2001-02-21)

メイン・プロデューサーは、前の年に映画「フラッシュダンス」のサントラを大ブレイクさせたジョルジオ・モロダーという事で、勝負に出てますね。この「フラッシュダンス」でジョルジオとマイケル・センベロはグラミー賞に相当数ノミネートされていましたが、ことごとくマイケル・ジャクソンの「スリラー」に撃墜されていたのを思い出します。「ヤング・ラヴ(原題「Janet Jackson」)」の所で書きましたが、このアルバムもリアルタイムでは意識して聴いた事がなくて、当時の記憶を伝えられないのが残念ですが・・・

この「ドリーム・ストリート」、デビュー作の「ヤング・ラヴ(原題「Janet Jackson」)」のファンキーな感じからは少し離れて、全体的にエレクトリックなポップですが、当時を思うに、シャラマーやアトランティック・スターなどもこんな感じの音になってきていたので、R&Bの流れとしてもそれほど不自然ではなかったとは思います。

Don’t Stand Another Chance“邦題は、”ときめき・ラヴチャンス”(笑)兄マーロンのプロデュースなんですね。こんなノリノリな曲、ぜひライブで聴きたいです。
Dream Street“ジョルジオ・モロダー(&ピート・ペロッテ)がプロデュースした曲は全て、音づかいが泣けるほど懐かしいアレンジで溢れていますね。クリフ・リチャードとのデュエット”Two To The Power  Of Love”(邦題”ふたりのラヴソング”(笑))、”Communication”あたりは、いかにも映画のサントラに入っていそうな感じ。
Fast Girls“タイムでジャム&ルイスと一緒だったジェシー・ジョンソンがプロデュースした曲です。Pretty Boy”(邦題”私のプリティー・ボーイ”(爆))など、やはりプリンスちっくな仕上がりになってます。

結局ジャネットは、この「ドリーム・ストリート」でも、ブレイクする事は出来なかったのですが、どの曲も高いレベルで均質化されていて流れもよく、何回聴いても心地よくノレるアルバムです。

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